Jug Country

The Slapstick Showdown!

Kamil Kamenicky

Music / Kamil Kamenicky

Kamil Kamenicky(1932-2025(予定))は、ブルノの平均的なウランガラス職人の夫婦の次男として生まれる。
Kamilという名の通りなのか、誰に対しても容赦なく口撃をかます、とにかく口の悪いゴンタクレであった。

そのことを見かねた両親が「少しでも上品になってくれれば」という思いから、ピアノを習うこととなる。
ピアノの腕前は上達すれど持ち前の性格は変わらず、Kamil10歳の時、コンクールで見事な演奏を披露するも、調子に乗り、求められていない自作曲のアンコールを披露してしまったエピソードがある。
(また、このコンクール直後に「俺、やっぱ人の曲演奏すんの嫌いだわ。俺の曲のほうがかっこいいし」と言い放ち、これ以降、人前で自分以外の曲の演奏を披露することはなかった)


そんなKamilであったが、23歳の時に「ガラス屋は兄貴が継ぐから俺は好き勝手していいだろ」と身もふたもないことを言い放ち、突如渡米する。
そしてショットバーで故郷の酒を勢いよく呷り、つたない英語で「なんでこの国はアブサンがないんだおかしいだろ」と周りの客に絡み酒をしていたところ、幸運にもTV局の重役になぜか気に入られ、作曲家として本格的なキャリアをスタートさせる。


この「The Slapstick Showdown!」は彼のキャリア初期に
「夕方から生放送が始まるシットコムでのOP用楽曲」との依頼を受け書き上げるも
当時のプロデューサーに、「こんなの難しすぎて番組のピアニストが弾けない」と言われてしまい
Kamilも当初は「それはそいつがへたくそなのが悪いだろ」といつものように言い放つも、自分でもテンポ通りに弾けない事がわかり、「誰だこんなバカみたいな曲書いたのは」と珍しく謝罪。後日、別の曲が用意され
この曲はお蔵入りとなっていた。

その後、幾年月が経ったころ、彼のもとに「5つの鍵盤と円盤で演奏する機械遊技機」用の楽曲制作の依頼があるも
「新曲書くのめんどくせぇし、この曲でもボタン5つになるならサルでも演奏できるからいいだろ。まぁあの皿が何するかようわからんがの。」とご満悦の表情でこの曲の楽譜を再び手に取るのだった・・・・。

[解説:佐藤(旧姓:西園寺)メリージェーン幸子]

Staff Comment

横浜のガラス屋です。
プレビュー時点で超耳に残る曲です。とってもキャッチー。
中々音ゲーという括りでは聞かない曲調じゃないでしょうか?

♦りっく


なんやねんこの爺さん・・・・

♦かにかま


2025年に93歳の大往生を迎える前にもう一曲提供してほしい!‥けど、Kamil氏に頭を下げに行くのは勇気がいるなぁ。

♦つまがき


感動しました。涙なしには見られない………..

♦つん


最初の歓声滅茶苦茶好き
ピアノ音がステキ。

♦2-k